第94回ファミリアバス活動報告2016.9/2~4
- 2016.09.12 (月)
- 活動報告
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日本赤十字豊田看護大学(愛知県)の看護師を目指している学生のサークル、DMAC(災害支援サークル)の学生10名が被災地、宮城県南三陸町に来て頂けました。6日間の行程で、被災して自宅や作業場所を津波で流されてしまった漁業のお宅のお手伝いや、昨年12月新しく「南三陸病院」が高台に出来ました、ここで前看護部長の方から被災当時のお話を聞いて頂き、被災時の看護の難しさや看護師や職員のケアーも含めて大切なお話を聞いていただけました、また地元で被災直後から物資の支援などをしていたNPO法人の方や、震災後地元雇用をしなくてはと商品開発をしはじめた方や、更に南三陸町町長佐藤仁様からもお話を聞く事が出来ました。南三陸近くの震災遺構も数か所見て頂き、復興の推進状況も感じていただきました。医療関係を目指す方々はなるべく早く現状を見ながら被災者の方のお話を聞いていただけると嬉しく思いますし、まだ6年経ってもこのように被災地を訪れてもらえる事は、自身達の学びもありますが、それ以上に被災地の方も来てくれただけで元気になれます。ファミリアのシェアハウスで自炊しながらの滞在となりましたが、多くの学びと気づき、そして辛い経験をした方の心の持ちようを感じて、きっと素敵な看護をしていただける方々となってくれると思います。
「町田子ども劇場」は、東京都町田市で37年もの間、子ども達を演劇鑑賞などをとおして豊な感性と、その中から人を敬う心を養い、また年齢を超えた活動で多くを学ぶ事など、薄れて行く人との温かい繋がりを大切にしているサークルです、今年初めて東日本大震災の地域へボランティア活動に来て頂けました、中学生・高校生、大人まで、19名で被災地を肌で感じてお手伝いをして頂きました。お彼岸の菊を栽培している農家の方はご自宅を津波で流されてしまいましたが、元気に畑をはじめました、町田子ども劇場の方々の笑顔でとても楽しく過ごす事が出来ると喜んでいました、漁業のお宅はいっぱいのお手伝いをして頂いてここも大喜びです。日本に住んでいる同じ日本人です、お互い様でお手伝いをする事が、これからも多くの災害が起った時の心の備えになり、また心の支えにもなります。