第17回ファミリアバス活動報告2015.2/20~22
南三陸にもワカメシーズンがやってきました。しかし今年も低気圧の関係でなかなか収穫にいけませんが、そんな中でも収穫を始めたお宅もあります、一年で一番の頑張りどころです、少しでもお手伝いになればとボランティアの方々が頑張っていただきました、いつもお話ししますが、ワカメを直接お手伝いしなくても、大学生の若い子はそのお宅の子供と遊んでくれれば、お母さんがワカメに集中して働けます、それでも十分お宅のお手伝いになっています。今年も何件ものお宅から「お願いします!」とお話を頂いています、雇用をそぐ!などは働き手が多くいるところの話です、ここは災害で働き手の方々がいなくなり、さらに高齢化となっています、頑張って今を持続できなければ明日がありません、高台移転でローンを抱え、船を買ってローンを抱え、頑張る被災地の方々のためには、これからが本当の助け合い(ボランティア)です。漁業の他もお手伝い満載です、多くの皆さんが笑顔を分に来て下さい。
今回はファミリアとしても初めてのワカメ漁師さんお宅に伺いました。
ご高齢のご夫婦お二人で朝早くから海に出てワカメを刈り、大釜で茹でて海水で冷やし、作業場まで運び、塩をまぶして脱水して、それからはひたすら手作業で芯抜きをして商品にしていきます。
震災でお宅も船も作業場も全て流されてしまい、「こんな歳だけれどローンを組んでまた一から始めたよ。震災前からお手伝いをお願いしていた人達も来られなくなった。漁師は漁師の仕事しかできないからね。身体が動く限り働いて借金だけは返さないとね。」とお父さんが仰っていました。
そして一番印象に残ったのはお母さんの言葉です。「震災後からすぐに全国の皆さんにお世話になってここまでやって来れた。四年もたった今でもこうやってボランティアの皆さんにお手伝いに来てもらっていて本当にありがたい。私達のせいで税金をたくさん使わせてしまい申し訳ありません。宮城(被災地)に住んでいてゴメンなさい。」
お父さん、お母さん、また必要な限りお手伝いに伺いますね。